- 解決できる悩み
- ハローワークの求人がやばいと言われる理由を知りたい
- ブラック企業が多いのは本当?
- ハローワークはろくな求人がない?
- この記事の信頼性
インターネットで「ハローワーク求人」を検索すると、「ハローワーク求人 ヤバい」「ハローワーク ろくな求人がない」などが候補に上がり、ハローワークの求人に対する不安や疑問を持っている人が多いと思います。
ハローワークの求人が「やばい」と言われる理由は、求人の量や質、待遇や労働条件の問題など、実際に利用した人から声が上がっているからです。
一方で地元の求人が多く、すぐに働きたい人にとって利用しやすいサービスであり、丁寧なサポートが受けられるメリットがあります。
本記事では、ハローワークの求人がやばいといわれる理由と、ハローワークを利用するメリット・デメリットを解説していきます。
この記事を読み終えた後に、ハローワークを利用すべきか判断できますので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事でわかること
- ハローワークの求人の実態がわかる
- 自分がハローワークの利用に向いているか判断できる
- ハローワークを利用するメリット・デメリットがわかる
目次
ハローワークの役割とサービス概要
ハローワークとは、日本全国に存在する公的な職業安定所のことです。
求職者と会社をつなぐマッチング業務、職業紹介、就職相談、失業保険の給付手続き等が受けられます。
項目 | 内容 |
---|---|
役割 | ハローワーク(公共職業安定所)は、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関であり、求職者や求人事業主に対してさまざまなサービスを無償で提供します |
サービス概要 | 求職者に対しては、求人情報の提供や職業相談、職業紹介、職業訓練などを受けられます 求人事業主に対しては、求人票の受け付けや適性求職者の紹介をします |
求人数 | 新規求人数は約862万件となります(含むパート) ※令和5年3月時点 |
求職者数 | 新求職者数は約454万件となります(含むパート) ※令和5年3月時点 |
令和5年3月現在で求人数は約862万件あり、求職者は約454万人と日本の総人口1億2456万の約3割の方が利用しています。
仕事を探している方、求人を出す事業者が利用する総合的雇用サービスです。
「ハローワークの求人がやばい」といわれる理由とその背景
「ハローワークの求人がやばい」といわれる理由と背景は以下です。
- 求人の質が低い
- 求人内容と実態が異なる場合がある
- ハローワーク職員の知識が浅い
求人の質が低い
ハローワークの求人がやばいといわれる理由の一つは、求人の質が低いことです。
企業がハローワークへ求人を出す場合、広告費や宣伝費が一切かかりません。
無料で求人を掲載できる理由は、厚生労働省が運営サービスのため営利目的でないからです。
したがって、どの企業でも求人が出せることから、求人の質が低いブラック企業が混じっている可能性があります。
求人内容と実態が異なる場合がある
求人内容と実態が異なるケースがあることが、ハローワークの求人がやばいといわれる理由の一つです。
厚生労働省から正式に公表されています。
〈事例1〉
求人広告では「週休二日制」や「残業なし」と表記してあるにもかかわらず、実際には休日が不定期で、または残業が頻繁に発生するといった状況が存在する。
〈事例2〉
給与面での違反もある。求人広告では「月給30万円」と記載があるが、実際には基本給が20万円で残りの10万円が業績による変動給だった、といったケースも報告されている。
このような事例から、「ハローワークの求人はやばい」といわれています。
求人内容で疑問点や違和感がある場合は、ハローワークの職員へ相談してみましょう。
ハローワーク職員の知識が浅い
ハローワークの求人がやばいといわれる理由の一つは、職員の知識が浅いことです。
なぜならハローワーク職員が転職エージェントの存在を知らなかったから。
私は転職エージェントを利用して転職活動を進めていましたが、失業保険の申請のためハローワークを利用しました。
ハローワーク職員との転職活動の状況について面談しましたが、転職エージェントの存在を知らず、私が転職エージェントの説明する羽目に。
これは全ての職員に該当するわけではありませんが、多岐にわたるサービスを提供しているので、転職に精通していないことがわかります。
より具体的な専門知識を必要とする場合は、転職業界のプロである転職エージェントのアドバイスを受ける方法もあります。
ハローワークを利用するメリット
ハローワークを利用するメリットは以下です。
- 地元の求人を見つけやすい
- すぐに働ける求人が多い
- 対面で無料相談ができる
地元の求人を見つけやすい
ハローワークのメリットの一つは、地元の求人を見つけやすいことです。
その理由としては、ハローワークが全国の求人情報を掲載している点や、地元の企業との連携が密接であるため、地元特有の求人情報にも迅速にアクセスできる点が挙げられます。
ハローワークは全国の求人情報を掲載しており、インターネットを通じて24時間いつでも求人情報の検索も可能です。
「地方就職支援コーナー」が設けられており、地方で就職を希望する求職者に対して、求職活動に沿った支援や情報提供、職業相談を受け付けています。
すぐに働ける求人か多い
ハローワークでは、すぐに働ける求人が多いことがメリットの一つです。
現在の労働市場の状況をみると、一部の産業では労働力不足が深刻な問題となっています。
令和5年7月現在、日本の厚生労働省が発表した有効求人倍率は1.5倍で、1つの求人に対して1.5人の求職者がいる状況を示しています。
現在は多くの求人が待っている状況で、建設業、物流業、医療業界などで人手不足が顕著です。
労働市場の状況は求職者にとって有利で、ハローワークを通じてさまざまな職種の求人を見つけられます。
対面で無料相談ができる
対面での無料相談は、ハローワークにおける便利なサービスの一つです。
職業相談は個々の求職者のニーズに対応したカスタマイズされたサービスを提供することが可能であり、これにより効率的な求職活動を実現します。
対面での相談では、職業アドバイザーが応募書類作成のアドバイスや面接対策を提供し、求職者が希望する仕事に適した求人情報を入手可能です。
また、仕事探しのサポートや失業保険の手続きなどの相談が可能で、求職者が職業生活を安定させるための支援を提供しています。
ハローワークを利用するデメリット
ハローワークを利用するデメリットは以下です。
- 大企業や有名企業の求人が少ない
- 求人検索のシステムが使いにくい
- ハローワークへ通う必要がある
大企業や有名企業の求人が少ない
ハローワークを利用するデメリットの一つは、大手企業や有名企業の求人が少ないことです。
ハローワークは誰でも利用できることから、企業側が求めるスキルを持った人材と出会える可能性が低くなります。
そのため、ある程度のスキルを持った人が利用する民間の求人サイトやプロフェッショナルな人材紹介会社に何十万円から何百万円の掲載費を払って、求人を出すことが多いです。
よって大手企業と出会える確率は低く、専門知識やスキルを必要としない求人が多くなります。
求人検索のシステムが使いにくい
求人検索のシステムが使いにくいことが、デメリットの一つです。
ハローワークの求人は正社員以外にも、パートや派遣の求人もあるので、その分入力する項目が多くなります。
例えば給料の条件では年収ベースの選択だけではなく、時給でも選択が可能です。また、働く時間まで選べます。
正社員で年収アップやキャリアアップを目的とする場合は、リクルートエージェントやdodaのような民間の転職サイトを利用しましょう。
ハローワークへ通う必要がある
ハローワークを利用するデメリットの一つは、ハローワークへ通う必要があることです。
インターネットの普及により、自宅から求人検索できるようになりましたが、全ての続きをインターネット上で完結できるわけではありません。
不明点や疑問点については、ハローワーク職員と対面して相談した方がスムーズに解決できる場合が多いです。
最寄のハローワークが遠く時間がかかる場合や、混雑している場合にデメリットと感じます。
ハローワークの利用が向いている人
ハローワークの利用が向いている人は以下です。
- 地元ですぐに働きたい人
- アドバイスを受けながら求人を探したい人
- 大手企業や有名企業にこだわらない人
地元ですぐ働きたい人
地元ですぐに働きたい人々にとって、ハローワークは便利で信頼できるサービスです。
地域に密着した情報を提供し、また職探しの相談も可能で、就職や転職を成功させるための有力なパートナーとなるでしょう。
そして、地元の産業や労働市場に詳しい専門家が集まる場所として、地元での就職・転職を成功させるための支えとなります。
地元で働くことを希望する人々は、ハローワークのサービスを最大限に利用して、地元で仕事を探すべきです。
アドバイスを受けながら求人を探したい人
アドバイスを受けながら求人を探す方には、ハローワークの利用が最適です。
ハローワークでは、求職者に対して就職活動全般についてのアドバイスが提供されます。
- 求人情報検索や求人への応募方法、職業訓練についての情報を受けられる
- 求職者が自分に適した仕事を見つけるための支援を受けられる
- 履歴書や職務経歴書を作成の際は、自分を適切にアピールするための内容となるようアドバイスを受けられる
求職者一人ひとりに合わせた専門的なアドバイスと、多岐にわたる求人情報の提供が可能であることから、就職活動をスムーズに進められます。
大手企業や有名企業にこだわらない人
大手企業や有名企業にこだわらない人は、ハローワークの利用がおすすめです。
一般的に、大手企業や有名企業は求人の数が限られており、応募者数も非常に多いため、厳しい採用基準を設けています。
そのため、大手企業ではなかなか内定が取れませんが、地元に特化した中小企業の求人が多く存在しています。
大手企業や有名企業にこだわらず、地元の求人情報を重視する求職者にとって、ハローワークは有益な情報源となるでしょう。
ハローワークを利用して転職活動する方法
ハローワークを利用して転職活動する方法は以下です。
- ハローワークに出向いて手続きする場合
- インターネット経由で手続きする場合
- 失業保険を申請する場合
ハローワークに出向いて手続きする場合
ハローワークに出向いて手続きする場合の流れは以下です。
- 最寄のハローワークへ出向く
- 求職情報を登録する
- 求人検索
- 職員へ相談
- 応募
最寄のハローワークへ出向く
まずは自宅近くのハローワークへ行きます。
求職情報を登録する
次にハローワーク内に設置してあるパソコンで求職情報を入力します。
パソコンでの入力が難しい場合は、求職申込書に記入OKです。
求人検索
求職申し込み後、ハローワークのデータベースから自分の希望に合った求人を検索します。
職員への相談
求人が見つかったら、職員に相談し、紹介状を発行してもらいます。
応募
紹介状を持って企業に応募します。その際、ハローワークの職員が応募先企業と連絡を取り、面接日時等を調整します。
インターネット経由で手続きする場合
インターネット経由で手続きする場合は以下です。
- 求職者マイページアカウント登録
- 求職者マイページを開設する
- 職員への相談
- 応募
求職者マイページアカウント登録
自宅にパソコン等からハローワークインターネットにアクセスし、求職者マイページアカウントを登録します。
求職者マイページを開設する
アカウント登録完了後14日以内に求職情報を入力し、求職者マイページを開設します。
職員への相談
求人が見つかったら、職員に相談し、紹介状を発行してもらいます。
応募
紹介状を持って企業に応募します。
その際は、ハローワークの職員が応募先企業と連絡を取り、面接日時等を調整します。
失業保険を申請する場合
ハローワークは求職失業保険の申請場所でもあります。
離職票を提出し、必要な手続きをして失業保険の受給申請が可能です。
申請方法や利用時の注意点など管轄によって異なることがあるので、最寄のハローワークへ相談してみましょう。
ハローワークの利用でブラック企業を見分けるコツ
ハローワークの利用でブラック企業を見分けるコツは以下です。
- 長期間募集している企業を選ばない
- 年間休日が120日以下の求人を選ばない
- 家族経営の求人を選らばない
長期間募集している企業を選らばない
長期間募集している企業は、ブラック企業である可能性が高いです。
ブラック企業は一般に労働環境が悪く、離職率が高い傾向があります。
悪いウワサが広がり、求職者からの応募自体が少ないことも考えられます。
長期間募集している企業が全て当てはまるわけではありませんが、このような情報を知らずに入社すると、短期間で退職することも珍しくありません。
しっかりと事前に情報収集しましょう。
年間休日が120日以下の求人を選ばない
ブラック企業を選ばないコツの一つは、年間休日が120日以下の求人を選ばないことです。
多くの研究によれば、休息とリラクゼーションは、高い生産性、創造性、問題解決能力、そして健康な心身を維持するために不可欠です。
例えば、経済協力開発機構(OECD)の報告では、過剰な労働時間が生産性の低下を引き起こし、疲労やストレス、心身の健康問題を増加させる可能性が示されています。
また、日本の労働基準法では、1週間に40時間、1日に8時間という労働時間が定められており、それを超えると健康被害が増えるとされています。
ハローワークを利用する際は、これを一つの基準として、自身の健康とワークライフバランスを守るための選択が推奨されます。
家族経営の求人を選らばない
家族経営の求人を選ぶべきでない場合もあります。
家族経営の全ての企業に該当するわけではありませんが、転職を考える際には企業の特性を理解した上で、選択すべきです。
決定権が集中化する
家族経営の企業では、決定権が一部の家族に集中することが多いです。これは組織の意思決定プロセスを非効率的にする可能性があります。また、意見が一致しない場合や、経営方針についての見解が分かれる場合には、問題解決が難しくなる可能性があります。
能力より血縁が優先される
家族経営の企業では、一部の重要な役職が家族間で引き継がれる傾向があります。これにより、必ずしも最も適任者がその役職につくとは限らず、組織全体のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
透明性の欠如
家族経営の企業では、情報の透明性が欠如していることが多いです。これは、業績評価や昇進、報酬等の決定が公平に行われているかどうかを判断するのが難しくなることを意味します。
以上のように、家族経営の企業には一定のリスクが存在します。
転職を考える際には、企業の経営形態だけでなく、企業文化やビジョン、価値観などを総合的に評価することが重要です。
ハローワーク以外で効率よく転職活動する方法
ハローワーク以外で効率よく転職活動する方法は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットは数多くあります。専門的なアドバイス、幅広い求人情報の提供、交渉サポートなど、より良い転職結果につながる可能性が高まります。
専門的なアドバイス
転職エージェントは、転職市場に精通しており、求職者の経験やスキル、希望する条件に適した求人を見つけられます。また、履歴書や職務経歴書の書き方、面接のテクニックなど、転職に関する具体的なアドバイスも提供してくれます。
幅広い求人情報
転職エージェントは、企業から直接依頼を受けた求人や非公開求人など、一般的に公開されていない情報を持っています。これにより、求職者は自分で探すよりも多くの選択肢を得ることができます。
交渉サポート
転職エージェントは、年収や待遇などの交渉もサポートしてくれます。プロとしての経験とノウハウを活かし、求職者の利益を最大化することが可能です。
転職エージェントを利用することで、転職活動がより効率的になり、自分に最適な求人を見つけやすくなります。
また、プロのサポートを受けることで、転職結果も向上が期待できます。
特に、自分で求人情報を探すのが難しい場合や、転職市場に詳しくない場合には、転職エージェントの利用が有効といえるでしょう。
まとめ:ハローワークの求人は本当にやばいのか?
本記事では、ハローワークの求人がやばいといわれる理由と、ハローワークを利用するメリット・デメリットを解説しました。
「ハローワーク求人がやばい」といわれる理由は、実際にハローワークを利用した人の声によるものです。
具体的には、求人票の内容と実際の労働条件が異なるケースが多い、ブラック企業の求人が多いなど、ハローワークに対する疑問や懸念が多く存在します。
一方で、ハローワークは公的機関であり、誰でも無料で利用できるというメリットもあります。また、求職者の多くが失業手当の受給申請のために利用するため、多くの人々の目に求人が触れる可能性があります。
重要なポイントとしては以下の3点です。
- ハローワークを利用する際は、ブラック企業を見分ける必要がある
- 自分が使いやすと思えばハローワークの利用は有り
- 正社員で大手企業を狙うのであれば、民間の転職サイトを利用すべき
これらのポイントを押さえて、ハローワークを利用すべきか判断していきましょう。
ハローワークに関するよくある質問と答え
ハローワークに関するよくある質問と答えは以下です。
Q1:ハローワークの求人は、ブラック企業が多いのですか?
A1:ハローワークの求人は、ブラック企業が多いというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。ハローワークでは、求人内容を審査し、ブラック企業の求人を見抜くように努めています。しかし、中には、審査をすり抜けたブラック企業の求人もあります。そのため、ハローワークで求人を探す際には、求人票の内容をよく確認し、不明な点はハローワークの職員に相談することが大切です。
Q2: ハローワークの求人で、よくあるブラック企業の特徴は何ですか?
A2:ローワークの求人で、よくあるブラック企業の特徴は、以下の通りです。
- 長時間労働
- 低賃金
- 残業代未払い
- パワハラ・モラハラ
- セクハラ
- 休日や有給休暇がない
- 解雇や退職が自由にできない
これらの特徴が当てはまる求人は、ブラック企業である可能性が高いため、注意が必要です。
Q3: ハローワークでブラック企業に引っかからないために、どうすればいいですか?
A3:ハローワークでブラック企業に引っかからないために、以下のようなことを心がけましょう。
- 求人票の内容をよく確認する
- 不明な点はハローワークの職員に相談する
- 面接前に、会社のホームページや、口コミを調べる
- 面接で、会社の雰囲気や、社員の様子をよく観察する
これらの点を注意することで、ブラック企業に引っかからずに済む可能性が高くなります。