

転職したいけど、お金が心配だな…
- もしかして、転職して1ヶ月目は給料なし?
- 初任給がもらえるまで、どうやって生活しよう…
- カードの支払いに間に合わなかったらどうしよう…
その不安、よくわかります。
実は、転職後の給料日には、
「入社した月にもらえる会社」と「翌月までもらえない会社」の2パターンあることをご存知ですか?
これを知らずに転職すると、後で大変なことになりかねません。
この記事を読めば、転職後の生活費の計画が立てられ、安心して新生活をスタートできますよ。

大手メーカーなら、入社した月末に給料がもらえるケースが多いですよ!
目次
転職して1ヶ月目の給料はいつもらえる?

転職して1ヶ月目の給料日は、会社によって異なります。
ルールは大きく分けてこの2パターンです。
- 入社した月にもらえる”当月払い”
- 入社した翌月にもらえる”翌月払い”
入社した月にもらえる”当月払い”
その名の通り、入社したその月に給料がもらえるパターンです。
ただし、「締め日」によって初任給の額が大きく変わります。
入社日を4月1日とした事例を見てみましょう。
月末締め・当月25日払いの事例

4月25日の給料日に、4月分の給料が「満額」で支払われます。
まだ働いていない未来の分(4/26~4/30)も含めた前払いです。

ただし、残業代は1ヶ月の実績で計算するため、翌月の給料と一緒に支払われるのが一般的です。
15日締め・当月25日払いの事例

4月25日の給料日に支払われるのは、4月1日~4月15日までの「日割り」分のみ。
本来は3月16日~4月15日分が計算対象のため、入社初月は満額もらえないことがほとんどです。
残業代は合わせて支給されますが、思ったより支給額が少なくなる可能性があります。

給料日に焦らないように、事前に生活費を準備しておきましょうね。
入社した翌月にもらえる”翌月払い”
多くの企業で採用されている、ごく一般的なパターンです。
働いた月の給料が、その翌月に支払われます。
月末締め・翌月15日払いの事例

この場合、4月1日~4月30日に働いた分のお給料が支払われるのは、翌月の5月15日。
入社してから約1ヶ月半もの間、収入がゼロになります。
もし前職を辞めてから期間が空いている場合、数ヶ月間も無収入で生活しなければなりません。
「これを知らずに転職して、生活費が底をついた…」
そんな悲劇を避けるためにも、転職する前の資金計画が大切です。

私は支給日を気にしなかったせいで、約1ヶ月半無給でした‥ほんとに辛かった。
【体験談】給料日の違いが生活を直撃した話

私が転職で体験した「当月払い」と「翌月払い」について解説していきます。
- ”翌月払い”の落とし穴
- ”当月払い”のありがたみ

この違いが、私の転職生活にどれほど大きな影響を与えたか…。
ここでは、2つの体験談をお話しします。
”翌月払い”の落とし穴
転職1社目は、「月末締め・翌月15日払い」の中小企業でした。
4月4日に入社した私の初任給は、5月10日。
前職の給料日から1ヶ月半以上も収入が途絶え、貯金がみるみる減っていきます。
「次の給料日まで、もつだろうか…」と不安な日々。
後になって「雇用契約書に書いてあったのに…」と気づいた時の後悔は、今でも忘れられません。

どこの会社も給料日は同じだろうと、安易な考えで地獄を見ました。
”当月払い”のありがたみ
次に転職したのは、「月末締め・当月25日払い」の大手メーカー。
12月1日に入社し、その月の12月25日に初任給が振り込まれました。
前の会社を辞めてから2ヶ月のブランクで生活費も底をつきかけていたので、この給料はまさに命綱。本当に助かりました。
この経験から、転職活動で給料日を確認する重要性を痛感しました。

大手メーカーと中小企業では、こうした福利厚生のルールが違うこともあります。
大手メーカーと中小企業の違いについては、こちらの記事で解説しています。
【事前準備】転職後の生活費に困らない3つの鉄則

転職後の生活費に困らない方法は、誰にでもできる3つのシンプルな鉄則です。
- 入社前に「締め日・支払い日」を確認する
- 生活資金を貯める
- 固定費を見直す
入社前に「締め日・支払い日」を確認する
ここを疎かにすると、入社してから苦労します。
確認すべきポイントは、以下の2つです。
- 「締め日」(いつまでの勤務分が計算されるか)
- 「支払日」(その給料がいつ振り込まれるか)
ただし、この情報は内定して雇用契約を結ぶまでわからないケースが多いと思います。
細かな労働条件は、
- 雇用契約書
- 労働条件通知書
に書かれています。
しかも、面接で給料日を聞くのも気が引けるんですよね。
そんなときは、転職エージェントに頼むのがおすすめです。
あなたに代わって、企業側へ確認してくれますよ。

「お金のことって、なんだか聞きにくい…」そんなときこそ、エージェントの出番です!
転職エージェントのメリット・デメリットは、こちらの記事で解説してます。
生活資金を貯める
不測の事態に備える「貯金」は、あなたの心を支える最強のお守りになります。
- 理想は「生活費の3ヶ月分」
これだけあれば、万が一「翌月払い」の会社でも焦らずに済みます。 - 最低でも「生活費の2ヶ月分」
転職活動を始めると同時に、まずはこの金額を目標に貯金をスタートしましょう。
手元に資金があるという事実は、「いざとなれば辞められる」という気持ちの余裕にも繋がります。
お金の心配がないだけで、転職活動への不安が減りますよ。

今の会社で退職金がいくらもらえるか調べてみるのもアリですね。
固定費を見直す
手っ取り早く支出を減らす方法は、「固定費」の見直しです。
固定費を一度見直せば、節約効果がずっと続きます。
【固定費の見直しリスト】
- スマホの料金プラン(格安SIMへの乗り換えなど)
- 使っていないサブスクリプション(動画配信、音楽アプリなど)
- 保険料(保障内容が今の自分に合っているか)
- 家賃や住宅ローン
- インターネット回線費
まずは、家計簿アプリなどを活用して、ご自身の家計を「見える化」することが近道です。
例えば、人気の家計簿アプリ「マネーフォワード ME」なら、銀行口座やクレジットカードと連携するだけで、誰でもカンタンに家計を把握できますよ。

携帯料金と使っていないサブスクの解約は、すぐに効果が出るのでおすすめです!
【緊急対策】転職してお金に困った時の対処法

「どうしても今月ピンチ!」というときの緊急対処法です。
- 貯金を切り崩す
- 不用品を売る
- 短期・単発の副業
- クレジットカードを利用する
貯金を切り崩す
事前準備で貯めておいた、生活防衛資金の出番です。
クレジットカードのキャッシングやローンに手を出す前に、まずは自分の資産で乗り切るのが鉄則。
家賃や公共料金など、支払いが滞ると生活に支障が出るものを最優先で支払いましょう。
ただし、一度崩し始めると元に戻すのは大変です。
「次の給料日までのつなぎ」と割り切り、計画的に使いましょうね。

せっかく貯めたお金を使うのは辛いですが、借金をするよりずっと健全な方法ですよ。
不用品を売る
「貯金には、まだ手をつけたくない…」 そんな時は、まず家の中を見渡してみましょう。
あなたにとっては不用品でも、他の誰かにとっては“お宝”かもしれません。
今は「メルカリ」などのフリマアプリを使えば、スマホ一つで簡単に出品できます。
- 読み終えた本
- サイズが合わなくなった服
- 使わなくなった小型家電やゲーム機
など、意外なものがお金に変わりますよ。
私も無職期間中、使わなくなった物を売って、数万円の生活費の足しにしました。
部屋も片付くので、まさに一石二鳥です。
もちろん、出品や梱包の手間はかかりますが、ピンチを乗り切る有効な手段です。

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短期・単発の副業
あなたのスキルや時間を使って、少しでも収入をプラスにすることを考えてみましょう。
今は「クラウドワークス」などのサイトを使えば、未経験からでも始められる仕事がたくさんあります。
- 在宅でできる仕事: Webライティング、データ入力、アンケート回答
- 体を動かす仕事: フードデリバリー、イベントの単発バイト
私も転職活動中、Webライターの仕事で文章を書き、生活費の足しにしていました

ただし、失業保険(雇用保険)をもらう人は要注意です。
失業手当の受給中に副業をする場合、収入や労働時間によっては、手当が減額されたり、もらえなくなったりする可能性があります。
トラブルを避けるためにも、必ず事前に管轄のハローワークに「どんな条件の仕事なら大丈夫か」を確認してから始めましょう。
クレジットカードを利用する
おすすめしない方法なので、最終手段として判断してください。
日々の食費などをカードで支払い、引き落とし日を先延ばしにするのは一つの手です。
しかし、本当に注意が必要なのは、カードでお金を借りる「キャッシング」機能。
キャッシングの利息は非常に高く、**年利15~18%**にもなります。
これは借金であり、安易に利用すると、返済額が雪だるま式に膨れ上がる危険があります。
「少しだけ」のつもりが、気づけば返済地獄の入り口に…なんてことになりかねません。
もし利用するなら、
「次の給料日に、必ず一括で返済できる金額だけ」
という鉄の掟を、絶対に守ってください。

まずは役所の相談窓口で、生活福祉資金貸付制度などが利用できないか確認してみるのも一つの手ですよ。
まとめ:転職活動で「給料日の確認」を忘れずに!

転職後の初任給は、会社のルールによって異なります。
転職活動は、内定をもらって終わりではありません。
初任給がいつもらえるか確認し、事前に生活費の計画を立てることが大切です。
- 給料日の確認
- 生活資金の確保
- 固定費の見直し
この3つが、あなたの心の余裕を生みます。
正しい知識と準備があれば、転職後のお金の不安は解消できます。
安心して、新しいキャリアへの一歩を踏み出してください。

あたなの新しい挑戦が、素晴らしいものになるよう心から応援しています!