- 解決できる悩み
- 30代で転職して職場の雰囲気に馴染めなかった
- 30代で転職して1年未満に辞めても転職はできる?
- 転職後は辛くても1年は我慢すべき?
- この記事の信頼性
せっかく転職できたのに、すぐにでも会社を辞めたいと考えている人は多くいます。
結論からいうと、30代は転職してすぐに転職できます。
私はブラック企業に転職して6ヶ月で退職しました。
転職した直後から違和感を感じていましたが、
- まだ入社したばかりだから
- 我慢すればそのうち慣れる
と、自分に言い聞かせていました。
今ではもっと早く退職すれば良かったと後悔しています。
転職エージェントを利用して効率よく転職活動を進めれば、転職して1年以内でも再転職できます。
この記事では、筆者が転職して1年未満で再転職できた理由や、転職を成功させるポイントを解説していきます。
読み終わった後に再転職を前向きに考えられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
「工場勤務で安定がほしい!」という方は、ぜひ『未経験から工場で働く方法!30代からでも2社内定した方法を教えます!』も合わせてご覧ください。
筆者が30代から2社内定した方法を解説しています。
目次
転職して1年未満で辞めても転職は可能
転職して1年未満で辞めても転職は可能です。
筆者である私は転職して6ヶ月後に退職を決意し、翌月に次の会社で内定をもらうことができました。
私が退職を決めた理由は以下です。
- 役職者によるパワハラでが横行しており、叱責や嫌がらせが日常的にある
- 長時間労働を強いられているが、会社は見て見ぬふりを振りをしている
- 有給休暇が取りにくい環境で、何年も休暇を取っていない人が多い
このような環境では今後成長できる見込みがなく、長く勤められないと判断し半年で退職を決意しました。
転職してすぐに辞める人は多い
転職してすぐに辞める人は多く、転職者のうち2割は1年未満に前職を辞めています。
厚生労働省が令和2年に公表した転職者実態調査の概要は以下です。
前職の勤続期間 | 全体の割合 |
6ヶ月未満 | 7.8% |
6ヶ月以上1年未満 | 9.9% |
1年以上2年未満 | 17.1% |
2年以上5年未満 | 26.9% |
5年以上10年未満 | 17.7% |
10年以上 | 19.7% |
前職の勤続期間が1年未満が17.7%であり、全体の約2割になります。(6ヶ月未満が7.8%、6ヶ月以上1年未満が9.9%)
このデータから転職して1年未満に辞める人は意外に多いことがわかります。
転職後とりあえず1年働いた方が良いという口コミや情報がありますが、人により経歴や経験が異なりますので鵜呑みにするのはやめましょう。
転職後に1年未満で辞める理由
転職後に1年未満に辞める理由は以下になります。
- イメージしていた仕事内容ではなかった
- 人間関係がうまくいかなかった
- 会社の雰囲気に馴染めなかった
- 求人内容と給与や待遇に違いがあった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
イメージしていた仕事内容でなかった
転職後1年未満に辞める理由の一つは、イメージしていた仕事内容ではなかったことです。
面接時に希望する仕事を伝えていたにも関わらず、苦手な仕事を任されれば感じるストレスは大きくなります。
私の実体験では、転職して5ヶ月までは希望通り品質保証の仕事を任されていましたが、人手が足りない理由で製造現場の仕事を任されました。
手伝う期間を伝えてもらえず、ひたすら作業を指示されたことに強くストレスを感じました。
実際に勤めてみないとわからない部分があり、精神的にしんどいと感じて転職する人が多いでしょう。
人間関係がうまくいかなかった
人間関係がうまくいかなかったことが、転職後1年未満に辞める理由の一つです。
仕事内容や福利厚生に満足していても、職場の人間関係がうまくいかなければストレスが溜まります。
例えば職場内で怒鳴り声が響いており、人格を否定する言葉が飛び交っている職場であれば自分が言われていなくても強いストレスを感じます。
精神的なストレスから長期的に働くことは難しいと判断し、短期間で退職する人が少なくありません。
会社の雰囲気に馴染めなかった
転職して1年未満で辞める理由の一つは、会社の雰囲気に馴染めなかったことです。
職場の雰囲気や社風は実際に入社してみないとわからないことが多く、入社後のギャップを感じることがあります。
私の実体験では、面接で印象がよかった人が職場では大柄な態度でパワハラ気質であることが入社後に判明。職場は暗い雰囲気であり、コミュニケーションが非常に取りにくい環境でした。
入社後にギャップを感じて会社に馴染めず、周りの人と良い関係が築けないと感じた時は、無理して留まる必要はないでしょう。
求人内容と給与や待遇に違いがあった
転職して1年以内で辞める理由の一つは、求人内容と給与や待遇に違いがあったことです。
残業時間が求人票の記載より多いことや、想像していた給与より少ない場合はブラック企業の可能性があります。
離職率が高く人が集まらない会社では、求人票の記載内容を偽って記載することもありますので入社前の企業分析が重要です。
ブラック企業とわかった場合は、すぐにその会社を離れましょう。
転職して1年未満でも退職した方が良い例
転職して1年未満でも退職した方が良い例は以下です。
- ハラスメントが横行している
- 長時間労働がまん延している
- 心身に影響が出た
- 今後の将来性が見えない
それぞれ詳しく解説していきます。
ハラスメントが横行している
転職して1年未満でも退職した方が良い例の一つは、ハラスメントが横行している場合です。
ハラスメントとは相手に対して言動や行動でいじめや嫌がらせをおこなうことで、特にパワハラやセクハラ、モラハラが上位を占めています。
一般的なモラルが欠けている職場で働き続けると心身的に悪影響を及ぼし、長期的な勤務ができなくなる恐れがあります。
ハラスメントが横行している職場であれば我慢せずに退職を決断することが重要です。
長時間労働を強いられている
長時間労働を強いられている場合は、転職して1年未満でも退職した方が良い例の一つです。
法的な残業時間は以下になります。
- 月45時間/年間360時間
- 月80時間/年間6ヶ月まで
自分や職場の人がこれ以上残業をしている場合は、会社全体で長時間労働が慢性化しており、身体を壊す恐れや精神的なストレスを感じてしまいます。
長時間労働を強いる会社は従業員を労働力としてしかみていないので、すぐに退職しましょう。
今後の将来性が見えない
転職して1年未満でも退職した方が良い例の一つは、今後の将来性が見えない場合です。
具体例は以下です。
- 人手不足でやりたい仕事ができない
- 教育や研修がまともにおこなわれない
- 業務の説明がない
- トップダウン指示待ちの体制
私が勤めたブラック企業では、新しいことに積極的に挑戦せず言われたことだけやれば良いという風潮だったので、会社全体で仕事の進め方や教育体制、そして従業員が時代についていけていないと感じました。
30代であれば学べる時間が十分にありますので、早めに自分が成長できる会社へ転職しましょう。
さらに仕事の辞めどきのサインを知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説しています。
転職して1年未満で退職しない方が良い例
転職して1年未満で退職しない方が良い例は以下です。
- 明確な辞めたい理由がない
- 自分の市場価値が把握できていない
それぞれ詳しく解説していきます。
明確な辞めたい理由がない
転職して1年未満で退職しない方が良い例の一つは、明確な辞めたい理由がない場合です。
今までとは職場環境が変わるので、転職後に感じるギャップは少なからずあります。
例えば転職後の職場と合わないと感じて一時的な感情で良くない点が気になる場合は、しばらく様子を見ることが大切です。
時間が経てば解決することもありますので、明確な理由がなければ退職を考え直しましょう。
自分の市場価値が把握できていない
自分の価値が把握できていない場合は、転職して1年未満で退職しない方が良い例の一つです。
退職後に転職活動を始めると、次の職場が決まるまでに時間が掛かるケースがあります。
在籍中に転職活動をすれば、自分が希望する求人数を把握でき、気になる企業があれば書類選考や面接を進めておくことが可能です。
退職を急ぎ、次の職場が決まらなければ不安になるので、在籍中に自分の市場価値を把握しましょう。
30代で転職してすぐに転職を成功させるポイント
30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントは以下になります。
- 転職エージェントを利用する
- 自己分析で自分の強みを把握する
- 企業分析をしっかりおこなう
- 気になる求人20社に応募する
- 退職理由を前向きに変換する
- 長期的なキャリアプランを考える
それぞれ詳しく解説していきます。
転職エージェントを利用する
30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントの一つは、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは無料で登録でき、早期に退職した場合でも選考のデメリットとならないように相談しながら転職活動ができます。
転職理由を聞いた上で、希望にあった求人の紹介や非公開求人を紹介してもらえるので、転職活動を有利に進めることが可能です。
退職してから3ヶ月以内は、働く気があると見なされ選考で不利になる可能性は少ないので、今すぐ転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントを詳しく知りたい人は、こちらの記事で解説しています。
自己分析で自分の強みを把握する
自己分析で自分の強みを把握することが、30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントの一つです。
初めての転職ではなくなるので、前職とそれ以前に勤めた企業での経歴が必要になり、それぞれの実績やスキルを整理する必要があります。
私は工場の品質保証として、以下3つの事例を準備しました。
- 市場流出不具合を30%削減した事例
- 工程直行率を80%から90%に改善した事例
- 転職後3ヶ月で顧客監査に対応した事例
実績は数値で表現し、根拠となる具体例を3つ程度準備しておきましょう。
自己分析のやり方を知りたい方は、下記の記事で解説しています。
企業分析をしっかりおこなう
30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントの一つは、企業分析をしっかりおこなうことです。
会社選びを失敗した経験から、転職する目的や軸を分析して企業選びの優先順位を決めていきます。
また求人票や口コミを利用して、ブラック企業を事前に見分けることが重要です。
安心して長く働ける企業を見つけていきましょう。
私の経験をもとにしたブラック企業の見分け方は下記の記事で解説しています。
気になる求人20社に応募する
気になる求人20社に応募することが、30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントの一つです。
転職活動での書類選考での通過率は、一般的に30%前後と言われています。
例えば10に応募しても3社通過できれば良い方となりますので、気になる企業にはできるだけ応募することが重要です。
短期間で離職した人を受け付けない企業もあるので、最低20社程度は応募していきましょう。
書類選考の通過率を上げる方法は、以下の記事を参考にしてください。
退職理由を前向きに変換する
30代で転職してすぐに転職を成功させるポイントの一つは、退職理由を前向きに変換することです。
退職理由がネガティブの場合、企業側からすると「またすぐに辞めてしまうのではないか?」と不安視することも少なくありません。
例えばパワハラが原因で退職した事例では、以下のように変換します。
パワハラをされて嫌だったから退職した。
パワハラが横行している環境だったので、総務や上長に相談したが改善されなかった。今後成長できる見込みがないと考え、自分の能力が発揮できる職場で働きたいと思った。
ネガティブ案件に対しては、必ず自分がどのように行動して、今後どうしたいのかを示すことが重要です。
まとめ:転職に失敗しても諦めなければ大丈夫!
本記事では、30代は転職後1年未満で辞めても転職できる理由や転職を成功させるポイントについて実体験を交えて解説しました。
転職してすぐ転職する場合は不利と言われることがありますが、転職することは可能です。
自分の強みやスキルを把握して、ネガティブな退職理由を変換すれば、面接官を納得させることができます。また働きやすい環境を求めて企業分析をしっかりおこない、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。